大学院時代、小林道夫先生のご自宅に何度も伺いました。
その頃稲垣さんツアーにもう出ていた僕に特別に配慮してくださり。
君は忙しいんだから練習して来なくていいから
僕とバッハを弾かないか、、と提案を、。
2台のピアノでご一緒させていただいていた。
「バッハはね、その音楽に正対すれば
自然に向こうから語りかけてくるんだよ、、」と。
まさにその一言を伺う為に大学院に行ったようなものだった。
昨日の稲垣さんの歌もまさにそう。
ピアノに真摯に向かい音を紡いでいくと
それはもう、歌があらゆる感情を連れて
生きる輝きを帯びて流れ出してきた。
クラシックで全曲演奏会、、とかシリーズであるけど
稲垣さんのあらゆる曲のシリーズ演奏会あったらすごいね。
20夜連続リサイタルとかね。
想い出の夜なりました、2020の夏。
私にとって、今年の夏の唯一のイベントはこのコンサート🎵
ほたる狩りにも花火大会にも着ていけなかった浴衣を来て、堪能させていただきました!
はじまりは塩入さんのピアノソロだ✨と思っていたら、姿は見えないのに透きとおったソプラノが聴こえてきて、、、
心に爽やかな風が吹き、別世界へ連れて行っていただきました。
稲垣さんとのステージでは、塩入さんのピアノにあわせて稲垣さんの声がどんどん響きを増していく、、、本当に素敵な時間。塩入さんのピアノはいつも以上に楽しそうで、こちらまでうれしくなりました🎶
特に、最後とアンコールでは3人の声の共演が素晴らしかったです✨✨✨
今年の夏の想い出を、ありがとうございました‼️